ドアの握り玉ハンドル「円筒錠」を交換

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こんにちは。

みなさんは、「握り玉ハンドル」をご存知ですか?

今回は当社物件にある共用ドアが壊れたのでその交換作業の一部始終をお伝えします。
頻繁によくみるハンドルなのですが中々苦労しました・・・。

こんな見た目で、室内側のポッチを押すとロックがかかる仕組みで、単純ですが、勝手口のような場所でよく使われています。外側に鍵穴はありますが、外側から鍵はかけられません。

最近は、写真のようなハンドルのドアもあまりみかけませんが
実は、まだまだ活用されている場面もおおく勝手口や非常口など、日常的に使われるわけではない場所で多く使われています。

通常はこのラッチ部分に品番などがあるのですが、この製品はメーカー名しかありません。
このようなハンドルは「握り玉」と呼ばれていますが正式には「円筒錠」と呼ばれるハンドルになります。

品番がわからない場合の対処法

まず、バックセットとドアの厚みを測りましょう。

私の場合、ALPHA社というメーカー名がわかっていたので、こちらのサイトからAシリーズであることがわかりました。そのうえで、ウェブカタログから品番を探し、近いものを購入することができました。

https://www.kk-alpha.com/lock/mechanical/w_a_lock.html

結果的に汎用円筒錠をカインズで3000円弱で購入しました。

ネジ穴のない円筒錠のハンドルの外し方

ハンドルの根本にこのような穴があります。
ここの穴にあうキリのようなものを刺してハンドルをひっぱると外れます。

  

刺すものはなんでもいいのですが、キリ状のものがなかったので、電動ドリル用のピットをつかっています。刺さればなんでもかまいません。

ただ、刺すときにコツが要ります。
ハンドルを少しづつゆっくり回すと右の写真のように、穴になっている部分がでてきます。
この部分を押さないと抜けません。

なので左の写真のようになっている部分をいくら押しても抜けません。

ハンドルが抜けると、上カバーをはずします。

その際、マイナスドライバーでひっかける部分があるので、つっこんでパカンと90度ひねったら簡単にはずれます。屋外に設置されている場合、錆びて固着している場合もありその場合は、何箇所かドライバーをいれてひねって少しづつはずしていきます。

外れると下の写真のようなネジがでてきます。

マイナスかプラスかは、あけてみないとわからないのでどちらも準備しておきましょう。

ここまでくれば、最後に側面のラッチ部分を外せばとりはずしはできます。

ラッチの向きを覚えておきましょう。

こんなカブトムシのツノのようなものがラッチとひっかける部分です。
とりつけるときも同じようにひっかけるので、おぼえておきましょう。

ひっぱったら簡単にぬけます。

これで取り外しは完了です。

取り付け手順

基本的には取り外し手順の逆を進んでいけばとりつけられます。

2点だけ注意事項がありますので、その部分だけ説明をします。

ラッチをひっかけるつの部分を忘れずにひっかける

外側のハンドルを差し込む際、ラッチの突起にかならずひっかけましょう。
これを忘れるとドアがあかなくなります。

内側ハンドルの溝に気をつける

ハンドル部分にこのような突起があります。

この突起を溝にそわせるようにハンドルをはめましょう。

感想

最初、型番がわからないので困りましたが、ALPHA社に電話で問い合わせをして教えてもらいました。同じ製品はありませんでしたが、バックセットとドアの厚みなどを測定すれば、交換部品はみつかるということでしたので検索して見つけました。

色々苦労したので、また誰かの参考になればと思います。