有馬温泉で日帰り入浴できる宿　11選

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有馬温泉、兵庫県の自慢の天下の温泉地です。
有馬といえば、太閤さんが有名ですが、太閤さんよりもはるか昔から多くの湯治客を癒やしてきた温泉地です。有馬温泉の歴史は、他に紹介しているブログもたくさんあるので、ここでは割愛します。

身近な温泉地のわりに、日帰りできる宿が
きちんと紹介しているブログが見当たらないので自分なりにまとめてみました。

大阪からいくなら、日帰りで通うべし

温泉は一泊して入るよりも、湯治するように続けて入るほうが効果的です。
ただ、その度宿泊しているのでは、健康に良くてもお財布によくないため、日帰り入浴をつづけていますが、なかなか日帰り入浴に好意的な宿はまだ少ないのが現状です。

日帰りでも楽しめる温泉を厳選してまとめてみましたので参考になればと思います。
個人的な意見なので、参考程度にとどめて実際に自分で体験してみてください。

お湯で選ぶなら「源泉かけ流し」

温泉宿には元湯の宿と、そうでない宿があります。

元湯とは、温泉や温泉宿自体が独自で源泉をもっているという証です。
元湯でない場合、天然温泉ではないのかといえばそうではなく
どこか別の源泉をもっているところから温泉を供給してもらって提供しています。

源泉かけ流しでも加水している湯と無加水の湯で全く表情は異なります。

それぞれの施設の特長を楽しむのも有馬を愉しむひとつでしょう。

※無加水、無加温の◯は、無加水という意味です。×は加水している温泉ということです。

※記事内で使用している画像はすべてその施設の公式サイトから引用しています。

有馬グランドホテル

2019年7月に本館のリニューアルが完成し、宿泊エリアが刷新された有馬グランドホテル。

個人的に一番好きな施設です。
お湯だけでいえば他にもたくさんありますが、トータルコストパフォマンスはNo.1です。

湯上がりドリンクも水だけでなく、お湯があるので、赤ちゃんがいる家族も安心です。
ジュースはありませんが、ほうじ茶、烏龍茶、煎茶すべて冷温両方飲み放題です。

湯上がりのアメニティも充実しており、着替えを持ち帰るようの袋も無料でおかれています。

料金

大人：　3700円　／　子ども（3歳以上中学生未満）：　1600円

入浴料以外に施設内で使用できる金券1500円（子どもは500円）付なので
実質入浴料は2000円（子どもは1100円）でお得。
ただ、日祝は4200円と2200円に値上げされるため、いくなら平日から土曜がオススメ。
値上げされたからといって金券の金額は同じなので単純に高いだけです。

ホテルの質はさすが、有馬の顔としても有名なグランドホテルだけのことはあります。
充分に満足できます。

お風呂は、2つありますが、宿泊客専用の風呂が9階にありますがこちらは日帰りの人は入れません。入れるのは地下2階にあるお風呂だけですが、正直、地下の風呂の方が豪華な気もします。

以前は日帰りの個室金泉プランもあったのですが、ここ数年実施されていませんね。

兵衛向陽閣

 

近畿圏の人なら「ありっまひょ～えの♪」のCMでおなじみ
兵衛向陽閣（ひょうえこうようかく）

一時期は空いていて入りやすかったのですが老舗で有名な施設で、SMAPが泊まりに来たことで、関東にも有名になり、最近は混雑しています。

兵衛向陽閣に日帰りプランは、食事ありプランのみです。
部屋に入るかどうかはプランによりますが、入浴だけのプランはありません。

兵衛向陽閣には一の湯、二の湯、三の湯とあり、
一と二は男女が日によって入れ替えになります。三の湯は、固定で男女別です。

無加水、無濾過ですが、かけ流しではないため循環式で加温しています。

特筆すべき点は、三の湯の浴室内に水飲みスペースやバスタオルが置いてあること。
脱衣所にいかなくても休憩ができます。これは湯冷めしないためにはもってこいですし、非常にありがたいことです。

バイキングは黒毛和牛が食べ放題です。入浴料を差引いて考えるとおよそ6000円くらいですがそれにしては豪華なメニューだと思います。

料金

大人：夕　7800円～／子ども：大人の70％

月光園 鴻朧館／游月山荘

月光園は、鴻朧館（こうろうかん）と游月山荘（ゆうげつさんそう）の2施設があり
鴻朧館は会席料理プラン、
游月山荘は、ビュッフェプランとなっている食事付付入浴プランのみです。

特筆すべき点は敷地内の自家泉源の源泉かけ流し金泉とマクロビオティックな食事。
子どもと一緒に食べるには安全安心なバイキングができる数少ない施設です。

館内には温泉神社が祀られており、游月山荘の源泉かけ流しの露天風呂は
男湯（阿福の湯）と女湯（玉鉾の湯）にそれぞれの性別とは逆のシンボルが飾られており、
必見です。さすが子宝の湯というだけのことはあります。

ただ、いちいち着替えないと内湯に移動できないため、面倒くさいのは欠点ですが鴻朧館と游月山荘の2つのお風呂を両方で堪能できるのは、他の施設にはない魅力です。

料金

大人：昼4000円・夕5700円～／子ども：昼2500円・夕3500円～

陶泉御所坊(とうせんごしょぼう)　

 

御所坊の特長は、なんといっても「無加水・無加温」の泉質と「半混浴スタイル」。

泉質は、無加水と無加温だけあって、金泉の中でも群を抜いて濁っています。
源泉かけ流しのお湯は、入った手を口にあてるだけでしょっぱく顔をなでるだけで目に染みる。さすが海水の3倍の濃度は伊達じゃありません。

冬場は5分も入っていたら湯あたりしそうなくらいヌクヌクです。

創業800年で、有馬最古のお湯で歴史と伝統を令和に受け継ぐ素晴らしい唯一の温泉です。

食事なしで源泉かけ流しの金泉を堪能できるのですが、
唯一の難点が、日帰り客は昼しか利用できないこと。

料金

大人：1650円　／　子ども（3歳以上中学生未満）：　？

上大坊(かみおおぼう)

施設のレトロ感で有馬マニアに絶大な人気を誇る上大坊。
有馬の中の有馬といっても過言ではないほどのドロドロ泉質は、体験の価値があります。

大阪生まれなので、田舎のおばあちゃんはいませんが
まるで、田舎のおばあちゃんちの風呂のようなレトロ感でなぜか懐しさを感じます。

天神泉源に最も近いため、泉源から濁る前に浴槽に入るため、金泉ですがやや透明ですが
むちゃくちゃ熱いです！
湧出温度90℃超の天神源泉が、ほぼそのまま注がれているので、注意が必要です。

個人的に観光客だらけで消毒まみれの金の湯で650円を払うくらいならここにいくべきです。
350円の価格差を100倍超えるほどのインパクトと感動を味わえることでしょう。

ただ、惜しむらくは、昼しか入れないこと。私、風呂は、夜に入りたいのです。
真っ昼間から風呂に入ると帰ってあらぬ誤解を生むだけです。

料金

大人：1000円　／　子ども（3歳以上中学生未満）：　？

御幸荘（みゆきそう）花結び

大浴場は、展望大浴場になっており、四季を感じられます。
こちらのお宿も、昼食プランや、夕食プランという日帰りプランのみとなっており、入浴だけのプランはありません。

泉質は、加水なしなのでドロッドロの金泉。
単純に比較することはできませんが、有馬兵衛向陽閣の泉質くらい濃いです。
貸切風呂もありますが、食事なしプランがあれば、もっと行けるのにな～と思います。

料金

プランによる　10000円～（昼食・夕食付）

竹取亭別亭 康貴

有馬の宿の中ではあまりメジャーではないこじんまりした温泉ですが、竹取亭円山が運営している施設。円山では日帰りの外湯ができないためこちらはありがたいのではないでしょうか。ちなみに、泉質も金銀どちらもあります。

かけ流しではなく、循環式ですが、比較的濃い目の金泉はとろとろです。
つかっている部分は全く見えませんので、足元に気をつけて入らなければコケてしまいます。

特筆すべき点は外に無料の金泉足湯があります。
金の湯の横にある、外国人が屯している足湯を含め、潔癖症のわたしは嫌なので使いませんが足湯で堪能できる人には、金の湯よりもこちらの足湯がよいと思います。

アメニティはそこそこですがタオルがありませんのでもっていくか有料で借りるかしかありません。

ただし、12歳以下の子どもは利用できません。

料金

6500円～（食事なし・部屋つき／貸切風呂　6時間）

有馬御苑

 

有馬温泉、太閤橋すぐ横の施設。あの太閤さんの像がある噴水の横です。
こちらのお宿は、日帰りの入浴だけのプランがあります。
しかも源泉かけ流しです。かけ流しは金泉のみ。銀泉は循環式です。
また無加水ではなく、じゃっかん加水しているようです。

入浴のみのプランはありませんが駅からも近いため、電車で気軽にいくことも可能です。

そんなに広いわけではないですし、古さも目立つため目立った口コミはありません。

料金

1100円

かんぽの宿 有馬

昔は、有馬保養センターと呼ばれていた全国でおなじみのかんぽの宿です。
無加水ではありませんが、自家源泉かけ流しであることは最大の魅力。

時間帯もちょうどよく、昼だけしかないほかの施設とは異なり、夜20時半まで入浴可能。
また、宿泊客のあいまに、日帰りで小銭稼ぎをしようとしている宿とは異なり、日帰りウェルカムな感じが、非常に好印象です。

車で40分あれば帰れるのに、お湯を堪能するためだけにそう度々泊まってられません。

食券のような券売機でチケットを買うスタイル。
脱衣所にはベビーベッドがあり、乳幼児がいる家庭には非常に高評価です。

安い割にそれなりにすべてが揃っているので、さすがかんぽといったところです。
ただ郵政民営化以降、粛々と閉鎖されていっており、この宿がなくならないことを祈るばかりです。

食事をしないといけないということもありませんが、食事をとることもできます。
食事も、バイキングと会席とあり、好みにあわせてプランを選べます。

宿泊客は24時まで入れるので、日帰りでももう少し遅くまで営業してほしいです。

料金

平日：800円（12歳以上）／400円（6歳以上12歳未満）
土日祝：1,000円（12歳以上）／700円（6歳以上12歳未満）

角の坊（かどのぼう）

有馬温泉中心地からも近いため、ふらっと寄るにはもってこいです。
有馬の釜飯で行列ができる「くつろぎ家」が斜向いにあります。

老舗ながら、入浴のみのプランも昼だけですが用意してくれているのはありがたい。
ただお風呂は狭いです。

ここの特筆すべき点は、金泉は、施設北東すぐにある御所泉源および妬（うわなり）泉源より直接引湯されている無加水、無加温の100％の天然源泉かけ流しです。

ただタオルはもっていかないと余計な費用がかかります。

料金

入浴のみ　1300円

太閤の湯

阪急阪神ホールディングスが運営している有馬のスーパー銭湯です。

あの阪急とはおもえないほど、なんだか下品なくらい金ピカで、いかにも観光施設という感じが否めませんが、特筆すべき点は源泉かけ流しという点です。無加温ではありませんが、無加水の金泉があるのは、施設としては高得点です。

最初にいったとおり、スーパー銭湯ですので、最初に着替えて、施設内でのレストランでの食事から売店などすべて腕輪をつかって決済を行い、最終精算を行うスタイルです。

施設内では基本的に浴衣でウロウロします。

値段は日帰り入浴にしては高めですが、天然源泉かけ流しのスーパー銭湯と考えれば納得の値段です。温泉だけでなく岩盤浴や蒸し風呂とお風呂自体は多種に富んでおり、満足できます。
フードコートの食事は、推して知るべしの味です。
グルメな私は二度と食べたくはありません。

料金

大人 2,400円（税別）／小人（小学生） 1,126円（税別）／幼児（3〜5歳） 400円（税別）