新型コロナ騒動とインフルエンザ

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年始から中国武漢発の新型コロナ騒動で、
もはや米騒動かオイルショックかと思うほどの騒ぎになっております。
もはや新型コロナが怖いというよりも人が無意識に起こす集団ヒステリーの方がよほど怖いですが、こういったウイルス騒ぎがでたとき、冷静に対処するために何が必要なのかをまとめておきたいと思います。

本当に正しい情報か冷静に考える

コロナウイルスでマスクをする人のイメージ

テレビなどの情報を鵜呑みにしない

まずNHKやテレビなどから流れてくる情報を、そのまま鵜呑みにしないことが大切です。

例えば、

「コロナの感染者数が全世界で3000万人を超えた」というニュースが
2020年3月2日に発信されましたが、そのうち99%は湖北省の人であり、
中国国外の人数だけでいえば、数百人程度なのです。

そもそも、衛生環境の整っている先進国で爆発的に感染者が広がっている
という事実そのものがありませんが
テレビでは、連日、全世界で大流行しているかのような報道がつづいています。

テレビは無料放送です。
だれかがお金を払って発信しています。
自分とって必要な情報は、自分から取りに行く必要があります。

幸い、現代社会ではインターネットという最強のツールがあります。
twitterなどの偽情報も多いですが、正確な情報も溢れています。
情報を取捨選択し正しい情報を取得できるクセを身につけることが大切です。

数字をもとにした正確な情報を取得

正確な情報とは、どのような情報なのかは、概ねこの3点をみればわかります。

  1. 数字が根拠になっている
  2. 署名記事である
  3. 複数の記事を読む

数字については、何人が、どのくらい感染しているのか。
それはいつの時点のデータなのか。
数字をエビデンスにすると、過去の同じ時期との比較や、似たような事例との比較ができますが、「感染が拡大しています」というような情報だけしか見ないと、
どこで、どのくらいの範囲で、どのくらいのスピードで拡大しているのか
どのくらいの感染力があるのか、死亡率はどのくらいなのか、まったくわかりません。
わからないと不安になります。

ウイルス騒ぎよりも恐ろしいのは、この漠然とした不安です。
漠然とした不安が広がると、勝手な思い込みによるデマが広がります。

もうこうなると手はつけられません。

本当に必要なものが見えなくなりますので、ただただひたすらに怖がり
自衛手段にでるようになります。

そうならないために、「数字を根拠にしたデータ」を読むことは何にしても大切です。

インフルエンザと新型コロナを比較

新型コロナウイルスの何がそれほど恐ろしいのでしょうか?

冷静に考えてみるために新型コロナとインフルエンザを比較をしてみました。

患者数で比較

インフルエンザとコロナウイルスを、わかりやすく数字で比較してみました。

インフルエンザ

患者数:約1200万人(年間) 人口割合は9%前後
死亡者数: 約3000人(年間)

コロナウイルス

患者数: 962人(3月2日現在/クルーズ船705人含む)
死亡者数: 12人(クルーズ船6人含む)
国内での感染が確認された方の41人はすでに改善して退院している。(3/2現在)

厚生労働省の人口動態統計によると2018年にインフルエンザで亡くなった人は3325人とあります。月別のデータでも1月だけで1685人の方がインフルエンザで亡くなっています。

(引用:プレジデント)

亡くなった方が、事前にワクチンをしていたのか、習慣はどうだったのかなどのデータはありませんが、コロナウイルスで死亡した3人にくらべて、あまりにも多いこの数字についてのほとんど報道されることもありません。

現時点ででている昨年9月までのインフルエンザの死亡数は3000人を超えており、一昨年を上回るペースだったことを考えると、報道のバランスを欠いているということが如実にわかります。

この人数はあくまでも、医師が死因をインフルエンザだと認めた人のみで、肺炎を併発したり持病が悪化したなどの他の病は含まれません。

休校日数での比較

新型コロナの影響で日本全国の小中高が3月2日から約2週間休校になります。
インフルエンザが猛威をふるった昨年ですら、こんなことはありませんでした。

おなじアジア風邪と考えれば、3月以降、全国一斉で休校をしなければいけないほどのパンデミックなのかどうかは、甚だ疑問です。

感染拡大しにくい地域の特徴

春節のタイミングでコロナウイルスが流行したものの、
日本では渡航制限などは行っていなかったため、多くの中国人観光客が日本を訪れた。
訪れた地域でも、感染が拡大した地域と、そうでない地域がある。

例えば、

北海道は感染者が多く、北海道全域に広がっているが
大阪や福岡は比較的少ない。沖縄も少ない。

中国人が最も多く入港する博多港では、1隻あたり4000人以上の中国人が
一ヶ月20隻近くも入港してきているにも関わらず、
感染者は、福岡県全体でたった2名。
九州全体でみても、7名(熊本県が5名)です。

この感染拡大する地域と、そうでない地域にわたって
共通していることといえば「気温」である。

気温が高い地域では感染が拡大しづらく、
寒い地域で拡大しやすい特徴があると解釈できる。

またクルーズ船のような密閉された空間で爆発的に感染が拡大するという特徴もある。

この特徴をみたとき、多くの人はこう思うだろう。

「風邪も一緒やんけ」

そう、コロナウイルスはいわゆる風邪なのである。

寒く乾燥した閉め切った空間であれば感染が拡大する。
暖かくなってきたら、感染が縮小していく。

これはインフルエンザの流行レベルマップをみてもよくわかる。

インフルエンザの流行レベルマップ

インフルエンザも風邪も基本的に毎年流行します。

そのため厚労省をはじめ公的機関が発表する正確なデータがあります。

国立感染症研究所が発表しているインフルエンザの流行レベルマップでは、
11月末から2月頃に流行し、12月~1月が一番猛威をふるいます。

3月以降は概ね収束していきます。
その理由は、暖かくなってきたらウイルスの活動が鈍化するためである。

湿度の高い場所や、温度の高い環境では
活動が制限されるため、ウイルス自体が弱体化し
結果的に感染がしづらくなります。

新型コロナウイルスの感染拡大の特徴から、
インフルエンザとおなじような拡大をしていると仮定すると、
インフルエンザと同様に3月以降終息していくのではと考えられます。

感染症予防に必要な3つ

そもそも、インフルエンザにしてもコロナにしても、日常の対策が一番大切なのです。

この3つに気をつければ、感染症のほとんどは防げます。

  • 健康な食事(体温をあげる、良質な食材を使う)
  • 日々の手洗いうがいするくせをつける。
  • 熱い風呂に入る

こんなことを言ってしまっては元も子もないのですが・・・
日常の行動にこそ、大切なものがあります。

ウイルスは毎年、かならず流行します。
後述しますが、インフルエンザは毎年1~3月に猛威をふるいます。
全く感染しなかったという年はありません。

なのに、コロナに怖がって高額でマスクを買うがインフルエンザワクチンは高いので、打たない人の行動の意味がわかりません。コロナ程度の感染力であれば、うがい手洗いで充分に予防できますし、インフルエンザにくらべれば月とスッポンです。

健康な食事習慣

健康的な食習慣

健康な食事はオーガニックフードとか、有機栽培のことではありません。
冬に体温をあげて、基礎体力をつける食事のことです。

最近は、ダイエットがとかくブームで、糖質制限ダイエットをする人も多いですが特にお米は日本人にとって非常に重要な糖質で、基礎体温をあげるにはお米を食べることが大切です。

糖質を制限している人の体温は35℃前後の人も多いです。
基礎体温が低い人は、様々な感染症に罹りやすいのです。

日本人らしい温かいごはんを食べる。
冬に鍋をする。こんなことで改善されるのです。

ちなみに私は、基本的に、体温が常に37℃近くあります。

手洗いうがいの実践

手洗いでコロナウイルス対策

コロナ対策、インフルエンザ対策の一番効果的な方法はうがい手洗いです。

ワクチンも大切ですが、ワクチンと併用して日常のうがい手洗いは必須です。
除菌シートも、うがい薬も必要ありません。

手洗いうがいと、これで大丈夫です。

外でうがいができないときは、ぜひ伊藤園の濃い緑茶をつかってのうがいがオススメです。

カテキンの殺菌力で喉の粘膜を殺菌し、ウイルスを胃に流します。
胃の中は酸性なのでウイルスは死滅します。

私自身、この方法で10年以上インフルエンザにも風邪もひいていません。

厚生労働省がYoutubeで出している手洗いの方法はこちら

正しい手洗い方法

温かい風呂に入る

温かいお風呂

ぬるま湯に半身浴で浸かるのはよくありません。

43℃のお湯にしっかりつかり、体を温めることでウイルスを攻撃し死滅させたり
就寝前に体温をあげることで、安眠できる効果もあり、しっかりとした休息をとることで体力もつき、結果、感染症に罹りにくい体になります。

感想

街中からマスクや除菌シートが消え
デマが広がって、全く関係のないトイレットペーパーやティッシュペーパー
はては、キッチンペーパーまで消えていく始末です。マスクが手に入らないので、マスクを手作りするための手芸店まで品薄になる始末。

このコロナウイルスの件で思うのは、発熱した患者を見捨てた医療機関についてです。

感染が拡大するからという理由で科学的根拠もなしに、
発熱症状があった場合は自宅で待機して受診するなという方針を出しています。

病気の患者を見る気もないなら、医者なんかやめてしまえと言いたくなりますが
これも世の中の流れなので仕方がありません。