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新型コロナウイルスによる感染拡大がつづく中国国内では、
様々な工場の生産ラインがストップしています。
製品などを輸入する日本企業の数は、
帝国データバンク調べで19718社。
震源地である「武漢市」に進出している日本企業は199社
そのうち、輸入している企業は25社。
※引用元:帝国データバンク
なんだかんだで「中国」依存の日本
マスクはまだわかるとして、トイレットペーパーやティッシュなど、
生活日用品がデマによって買い占めが起こっています。
ただMade in Chinaの日用品は、デマでもなんでもなく、実際に生産がストップしたり流通が麻痺している現状を考えると、確実に品薄になってくることが予想されます。
中国嫌いだのなんだのいいながら、デフレマインドから抜けられなず
安いもの好きの日本人は、身の回りの製品をなんだかんだ中国に依存している。
買い占める気はありませんが、本当に必要なときに、なかったのでは困るので、
どのような製品が品薄になるか考えてみました。
身近で品薄になりそうなもの
日用品系
- ラップ
- 割り箸
- 紙皿
- 紙コップ
- プラスティック製品
- ユニクロなどファストファッションブランドのアパレル
- かばん
- 寝具
中国から輸入している企業のうち、卸売業は大半を占める1万1730社。
そのうち1292社は洋服卸です。
このまま続けば、アパレル系は大打撃を受けることは間違いありません。
なくては困るというものでもないですが、季節の変わり目ですので
夏用コーデに品不足がでてくる可能性もあるかもしれません。
食品系
- 業務用の野菜(玉ねぎ、ほうれん草など)
- 業務用の生鮮魚介類
- 冷凍食品
- 小麦粉
- はちみつ
- お菓子(はちみつを材料にしたもの)
以外にもはちみつは武漢市から輸入している日本企業が多く、
はちみつ単体だけでなく、はちみつを使用した製菓にも影響があると思われます。
贈答用のお菓子や普段、手にするお菓子にもはちみつが含まれているものは
手に入りづらくなるかもしれません。
住宅関連
- 家具類
- 家電製品(LED照明やエアコンなど)
- 水周り設備(LIXILはもうすでに欠品しはじめています)
- 壁クロス
- クッションフロア
- カーペット
- 工具類
- 工業用プラスティック製品
エアコンは、夏にむけて需要は伸びる前に抑えておいた方がよいです。
それでなくとも通常でも6月後半からだんだんと工事が埋まっていくので
品物だけ先に確保したほうが無難ですね。
住設でも、洗浄付き便座(いわゆるウォシュレット的なやつ)や
水周り設備なんかは基本チャイナ製が多いです。
リフォームの予定がある場合、確保できるならさっさと確保しましょう。
その他
- PC周辺機器(メモリ、CPU等)
- リチウムイオンバッテリー
- スマホ、タブレット
- フィギュア
- 玩具全般
PC周辺機器は中華製ではないものも多いですが、
流通がストップしている以上影響は避けられないと思われます。
中国の現状
中国国内では新型肺炎の感染拡大に伴い、交通網の遮断や従業員の出勤停止措置などが取られており、操業の完全復旧には長期間を要すると見られる。一方で、日本企業の多くが素材や部品供給を中国からの輸入に頼るなか、部品調達などで不安が広がっている。既に、自動車大手の日産自動車は中国からの部品供給寸断を理由に九州工場を停止する方針を打ち出すなど、懸念された中国での生産活動停滞による悪影響が本格的に及び始めた。
帝国データバンクでは、このようにかかれています。
武漢市の地理的な特徴からみても、自動車関連の工場多く、
自動車部品は、かなり大変な影響があると思われます。
新車を購入しようと思っていた方の納車が延期される可能性があるという話はチラホラと聞きます。中国が日本向けにだけ優先的に生産するなんて都合のいい話はありませんので
今後は益々悪化するかもしれません。
結論
様々な製品が品薄にはなりますが、
日本中からものがなくなるほど困ることはありません。
現代は、物資が不足していた戦後ではありません。
物余りの時代です。
買い占めなくても、必ず手に入るので、必要な分を確保したら
あとは他の方のために、残しておきましょう。
不用意に買い占めてもいいことはありません。