空室の郵便ポストの整理は管理の必須項目です。

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管理している物件の郵便ポストというのは、入居者の様子をみる鏡のようなものです。入居者にどのような郵便物が届いているかということを確認することはできませんが、郵便ポストに表記してある名字が明らかに契約者のものではないものがあったり、複数の名前が併記してあったりするなどをチェックするだけでも、犯罪に利用されたりすることを避けることができます。

空室のポストの整理は定期的に行う

また、空室のポストにたまったチラシや郵便物を整理することも大切な管理作業のひとつといえます。
チラシがたまったまま放置してあったり、退去した入居者の郵便物がいつまでも溜まっていたりなどは、管理が行き届いていないことをアピールしているようなものです。

空室の郵便ポストの清掃管理は、以外にもやっていない大家さんや管理会社は多いです。管理会社の場合、清掃をしていないというよりは空室にガムテープなどを貼って、「チラシお断り」というようにしている場合もありますが、そんなことをすると、「ここは空室ですよ」と言っているようなものです。
犯罪に利用される可能性を高めている行為ですので大変危険です。

少なくとも月に2回は必ず空室のポストの整理は行うようにしましょう。

ポストを整理することで変化に気づく

定期的にポストの清掃をするのが嫌だから、ガムテープでふさぐことは、管理では、絶対にやってはいけない行為です。

ポストを定期的に清掃することで得られるメリットもあります。
例えば、

  • 知らない名前が貼られている
  • 契約者以外の複数の名前がある
  • 会社名義になっている
  • 空室に届いた郵便物の名前が、入居者履歴にない人物のものである

こういった変化にいち早くきづくことができます。

ポストにネームプレートをつける

最近では、プライバシーの関係上、嫌がるひとも多いので実行できないこともありますが、ネームプレートをつけるマンションやアパートを犯罪に利用しようと思う犯罪者はいませんので、管理の目線からいくと、つけたほうがよいです。

傾向としては、ファミリータイプではネームプレートをつけることに抵抗を感じる人は少ないですが、ワンルームタイプのシングル向けの物件の場合、特に女性が嫌がる傾向があります。

ポストは、物件の顔ともいうべき、玄関にあります。
たかがポスト、されどポストです。
管理を行う基本の「き」とおもって、定期清掃を行うようにしましょう。