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2020年5月1日より、持続化給付金の申請受付が開始となりました。
すったもんがありましたが、前日の予算通過からのスピーディな進め方は
今までにないものを感じるのですが、肝心のサーバーがダウンしているようです。
朝9時から断続的にアクセスしているのですが、
2020年5月1日14時19分現在、
「Unable to Process Request」エラーが表示されています。
Unable to Process Requestエラー
2020年5月1日より申請受付が開始された「持続化給付金」の申請ページで
Unable to Process Requestエラーが発生しています。
Twitter上では、本登録ができない症状や、IDやパスワードに間違いはないはずなのに、申請マイページにログインしようとしても「エラー ログインに失敗しました。ユーザ名とパスワードが正しいかご確認ください」エラーが発生してしまう、というユーザーという報告もあります。実際に、どちらも確認できたのでサーバーへの負荷が尋常ではないため、そのような症状になっているものと思われます。
[ 本文 ]
Unable to Process Request
We apologize for the inconvenienceThe salesforce.com servers are temporarily unable to respond to your request. We apologize for the inconvenience.
Thank you for your patience, and please try again in a few moments.Visit http://trust.salesforce.com for current system status and availability.
[ 日本語訳 ]
リクエストを処理できない
ご迷惑をおかけしますがセールスフォース・ドットコムのサーバーが一時的に対応できなくなっております。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。現在のシステムの状態と可用性については、http://trust.salesforce.com をご覧ください。
対策は、時間を置いてする他ありません。
外資系のサーバーに依存するリスク
AWS使ってるとあったけど、セールスフォース使ってるんですね。
Salesforceは、米サンフランシスコに本社をもつ企業で、顧客管理(CRM)ソリューションのクラウドサービスを提供している企業です。
B2Bに関連しなかったり、クラウドサービスに馴染みがないとあまり知らない企業かもしれませんが、トヨタやUFJ、日立、ユニクロ(ファーストリテイリング)ローソンや楽天など一流企業が利用しています。
2009、エコポイントの申請もSalesforceでした。
システム開発力や生産性の高さ、稼働力、信頼性には実績もあるため、自治体でも利用するとことがあります。
ただ、利便性を優先するあまり、日本国民の個人情報や様々なビックデータを根こそぎ外資にもっていかれることへの危機感のなさは怖いものを感じます。
いざ、有事となった場合、先の大戦のようにすべての情報を遮断され、物流をとめられると
日本人はもう絶滅するしかありません。
食料自給率に関しても、技術の革新に関しても、できないことはないのにやらないのは
魂を売って、便利さを享受していることを忘れてはいけない。
国産クラウドサービス終わりのはじまりか
国産クラウドがないわけではないが、価格面で折り合わないのか納期が間に合わないのか
技術面で頼りないのか、大人の事情かはさておき、活用していないということは、政府が信用していないということでしょう。
今回のようなものに対応できるかどうかは定かではありませんが、
NTTコミュニケーション、KDDI、ソフトバンク、NEC、日立、富士通などがクラウドサービスを提供しています。
「霞が関クラウド」と呼ばれる政府系共通のプラットフォームは現在、NTTデータが運用を担当していますが、2020年10月運用開始を見込む共同利用型のIT基盤「政府共通プラットフォーム」はAWSを採用を決めたことで、NTTデータは国内でのIT基盤を大きく失うことになります。
規模感では、AWSやSalesforceには完敗していますので対応できなかったのかもしれませんが、国民の根幹情報にあたる個人情報をやすやすと外資に渡してしまうのは、何ともいえない気持ちです。