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ワンルームマンションや1Kマンションなど低価格のマンションはとかく予算を低めに抑えがちです。
リフォームをケチってDIYして収益性をあげる努力も大事ですが、住む人がいるから収益があがるという根本を忘れてはいけません。
住む人目線をなくして
バック2ヶ月だとか、3ヶ月だとか
DIYで10万円以下に抑える
といった方向だけに進むと
結果的に入居者が来なくなります。
僕らの管理するマンションはほぼ30年選手のものが多く周辺の物件にくらべて築年数で勝負できません。
勝負するために、必要不可欠な設備をリストアップして予算内で優先順位つけていきます。
優先順位をつけるために、ターゲットととなる住人を想像します。
僕らはいつも女性ターゲットで考えています。
それはなぜか
女性がターゲットになるようなキレイな部屋には男性は住みますが男性をターゲットととするような物件には男性しかほぼ来ません。
また、ありきたりのリフォームもしません。随所にこだわりが隠れています。1部屋あたり数十個はこだわりがあります。
今までにそこまでこだわって入居者目線になっている家主にあったこと一度しかありません。
それだけこだわったリフォームをしたマンションも結局は検索サイトの写真で評価されます。
マイソクでもなく、こだわりポイントでもなく、写真のイメージが決め手のすべてと言って過言ではないのです。
それなのに、ホームステージングを活用しないのはなぜでしょうか?
こんなふうに印象は全く変わります。
たった1万円とはいえされど1万円です。しかも言うなれば壁紙や水回りのように部屋のValueアップに直接関係しない部分です。
でも部屋探しをしている人は、あくまでも漠然としたイメージで部屋を探しています。
洗濯機があるとかないとかそういった些末なことは、妥協点であり、重要な問題ではないのです。
何故なら、すべての部屋を見ることはできないのですから印象に残った部屋しか見られないのです。見られなければ決まるわけがありません。
業者のバックをあげるくらいなら業者が決めやすくなるような写真にお金をかける方がいいと断言できます。