とり焼 藤ヶ丘食堂 [三重県津市(久居)/とり焼]

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三重県といえば、松阪牛が有名なため、牛のイメージがありますが
実は、三重県の地元メシは鶏と豚なんです。

三重県には「牛は売るもの」という言葉があるそうです。
もちろん、松阪牛の焼き肉の銘店は数多くありますので、
また紹介をさせていただきますが、今回は、牛ではなく「鶏」の焼肉屋さんです。

久居にある管理物件での業務のタイミングでちょくちょくお邪魔させていただくお店です。

久居は旧城下町ということもあり、
大阪に負けない、なかなかの銘店が揃っているんです。
追々、紹介をさせていただきます!

三重の地元メシ「とりやき」

三重県には、他にもとりやきのお店がちらほらあります。
とりやき発祥といわれる松阪の前島食堂があり、
不倫食堂というマンガで知った方もおおいはず。
この藤ヶ丘食堂さんは、前島食堂にヒケをとらないほど美味しいです。

三重県は名古屋に近いこともあり、赤味噌ベースのお店が多いです。

行列ができる前に入るべし

藤ヶ丘食堂さんは、昼も夜もカップル、家族連れからひとりメシの方まで
基本連日、満席ですので行かれる方は、
昼は11時、夜は16時のオープンと同時に入るくらいがベストです。
食事時に重なると入れません。

5~10分程度は早めにあけてくれるときもあるので、
早めにいって駐車場で待機するほうが無難です。

内装は、大衆食堂そのもので懐かしい雰囲気をそのままにしています。
あえて新しくされていないのがまた格別です。
しかし、お店の中は清潔感たっぷりでキレイそのもの。

ロースターは無煙ロースターを使用されているため
服にニオイもつきにくいので
女性だけのお客さんも多く見かけます。

メニューはシンプル

基本のメニューは4種類

とり(並) 410円
とり(若) 460円
キモ 410円
砂肝 410円

並は、親鶏を使用、若は若鶏。

並は噛みごたえがあり、歯ごたえがある鶏肉が好みの方向けです。
若は、やわらかな食感で、脂ののったお肉が好きな方向けです。

季節メニューでせせりなどのメニューが追加される時期もあります。

写真は、手前から若、並。奥にあるのが砂肝とせせりです。

砂肝ってどこの部位?

やきとりでも有名な砂肝を知らない人は少ないですが
砂肝がどこの部位のお肉かは知らない方も多いハズ。

砂肝はキモではなく、鶏の胃です。

厳密には、鶏など鳥類の砂嚢(さのう)をさします。

砂嚢とは石や砂のつぶとともに飲み込んだ食物を砕く器官のことで、
世界各国には鶏以外に、七面鳥やアヒル、鴨など様々な砂肝料理があります。

鶏には歯がないので食べたものを直接飲み込み
その食べ物を消化するため小石や砂などを利用して
砂嚢で、食べたものをすりつぶすため、脂肪はほとんどなく主に筋肉でできています。

砂肝のコリコリとした食感の理由はそこなんです。

また、ほぼ筋肉ということで
低脂肪、高たんぱくな食材として注目されています。

地域によっては「ずり」とか「砂ずり」「砂袋」と呼ばれています。

オススメは「とり鍋」と「手羽揚げ」

なぜか鶏より安い「とり鍋」は一度食べたら病みつきです。

若鶏のムネ肉やつみれが入っており、
出汁がしょうゆ出汁。

肉の味噌ダレと違って、こちらはあっさりスープがまた上品な味です。

個人的なオススメは、
お肉の赤味噌をこのスープに入れて食べる方法です。

次に、手羽揚げは、もう格別です。

連日品切れになることも多いことが、
この手羽揚げを目当てに早めの来店をおすすめしている理由でもあります。

この手羽揚げや唐揚げとビールがあれば、
昼からの仕事モードが全開になります。

アクセス

藤ヶ丘食堂

所在地:三重県津市久居北口町2659-2
電話:059-256-3917
営業時間 昼/11:00~13:30 夕/16:00~19:00
定休日:月曜日(祝日の場合翌日休業)

支払いは現金のみです。
予算はひとり1~1500円もあれば充分です。

国道165号線「北口」交差点を北折
四つ角にファミリーマートがあります。

2分ほど直進すれば、右手にあります。

看板横の立派なユッカが個人的なお気に入りポイントです。