原因不明の漏水調査(その1)

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ご無沙汰しております。

築年数の古い管理物件につきものの水漏れ事故について色々とありましたので書いてみたいと思います。

水道料金が高くなってから水道局から漏水してませんかと連絡がくることがあります。そのとき、付き合いのある水道業者に連絡して漏水調査をするのですが、どこから漏水をしているのかをまず特定します。

水道局から連絡がくる時点でおおよそ給水からの漏水になりますが漏水を大別すると概ね3パターンあります。

漏水の原因は3パターンにわけられる

排水(下水道)

漏水事故の中でもっとも多いのはこの排水設備からの漏水です。

原因が排水側であるかどうかがわかりやすいのは、漏水量が一定しておらず、増減することです。一度に多く漏れ、次第に乾燥し、また濡れるといった場合はほぼ確実に排水側の漏水になろうかと思います。

原因不明の漏水に関する考察

コンクリート造の建築物でも一般には寿命築年数は65~80年と云われていますが旧基準の場合内部の衛生設備はその寿命の1/3~1/2しかありませんので、どうしても寿命になってきている可能性は否めません。

前もってやっておけばいいのですが、修繕コストもバカになりませんので殆どの場合は漏水してから調査をして漏水箇所だけを適宜なおしていくということになります。

しかし、漏水箇所がわからないというケースも少なくありません。

  • 止水栓が一括化されていて漏水箇所の特定ができない
  • 施工時の配管図面が残っていない
  • テナントや入居者が多くすべてを確認できない

など

まずは、どこに原因があるのか調査するところからはじめないといけない。